「文化の日」の11月3日千里のライフサイエンスセンターにてCT講習会
「CTなしでは出来ない診断を知ろう!」に行って来ました。
当院でもCT装置を購入して9ヶ月が経ちました。
このブログでもCT装置の診断力の高さを報告しておりますが、
更なる効果を求めCT活用のスペシャリストの3人の先生方のお話を
聞き非常に勉強になりました。
なるほど!と思った事は、
CTは歯や顎の骨の状態だけではなく、その周辺の病状まで見る事が出来る。
あたりまえですが、、、
上の奥歯の上方には上顎洞と言う副鼻腔(鼻水が溜まる所)の一つがあり、
鼻炎や蓄膿などの状態もCTで解リます。
歯科を受診し、自覚症状のない蓄膿などの鼻の病気を見つけ耳鼻科に紹介した
ケースが結構な頻度である様です。
また、蓄膿でも歯が原因の軽度な症例は以外に多く存在する事がCTで読み取れ、
従来のレントゲン検査では見過ごされていた様です。
この事からも根管治療の重要性が解ります。
まさしく、CTなしでは出来ない診断ではないでしょうか!
CTは3次元的に1本の歯を色んな角度から診れると言う事は、治療後の
根管治療の精度も非常によく解る。
すなわち、精度が低ければ一目瞭然、より確実な根管治療をしないと、、、
当院での根管治療(RET深田法)は3次元的に根管充填を行うので、
CT画像で診断しても術後の状態は問題無く写ります。

JMMの新製品「デンタル専用小型X線システム」も展示されていました。
この講習会を期に、根管治療の分野でもCTの利点を考えたより確実な診療を
行っていきたいと思います。
沢田歯科医院 院長
沢田 明義