歯科用CT装置を導入して5ヶ月程になりますが、インプラント治療
の診断だけではなく、一般の歯科治療にも多いに役立っております。
根尖病巣が存在し、通常の根管治療では治らない症例の一つに
「根破折」があります。
肉眼で解るぐらい大きく割れてたり、2次元のレントゲンの照射方向と
同じ方向に破折線があれば、診断は容易なのですが、根尖部に限局して割れたり
破折の初期の段階だと難しくなります。
今まではファイルを使った手指の間隔や、治療の経過などをたよりに診断して
おり、確定診断がつくまで時間がかかるケースも少なくありませんでした。
CTで画像診断を行うと一目瞭然、破折線やそれに伴う骨の吸収が非常に良く
解ります。

根管内の薬(ガッタパーチャ)の間に破折線が見えます。
やはりCT装置は非常に優れた逸品です。
沢田歯科医院 院長
沢田 明義