人間は生きていく為に、食べ物を摂取し、上下の歯で噛み砕き、
飲み込む、そして胃や腸で吸収し必要な物を体の中に取り入れる。
この最初の噛み砕く作業を咀嚼(そしゃく)と言う。
咀嚼のパターンは大きく分けて2つある。
1チョッパーズ(肉食動物の様な顎の動き)
2グライディング(草食動物の様な顎の動き)
食物によって、顎の動きが変われば、歯並びも変わってくる。
ライオンと牛の歯並びが違う様に、、、
人間は雑食だけど、民族によって主食は違う。
日本人は米などの穀物を主食にしてきた民族、上手に歯を使い込んでいくと
すり減って牛の様な歯並び?になる。(おじいちゃん、おばあちゃん)
永久歯が28本生え揃い噛み合わせが出来た頃(18才位)は、歯の山(咬頭)は
尖っている。世代によって咬頭や噛み合わせは変化していく物である。
ムシ歯などで歯が壊れてしまうと、この様な事(世代や咀嚼パターン)も考えて
調和のとれた人工の歯を作っていきたい物である。
やっぱり、食べる事は人生の大きな喜びの一つでもあるから、、、
沢田歯科医院 院長
沢田 明義