11月の末、4回目の書き込みとなる今回の症例に根管充填を
行う事が出来ました。
仮封剤の除去後、根管内や根尖部付近はドライな状態であり、
根管充填のタイミングとしては問題なしと判断しました。
根尖部付近の閉鎖があまり期待できないため、如何にガッタパーチャを
きつく(硬く)充填するかがポイントになると考え、
垂直加圧充填(RET法)とシルダー法を併用する事にしました。
根管もかなり太いため、90番のガッタパーチャを3本熱して丸めた自家製の
ポイントで根管充填を行いました。

根管充填後のレントゲン写真です。
1年8ヶ月に及ぶ水酸化カルシウム療法の結果、根尖部付近の穴は半分位に
閉じていました。
シルダー法を併用した為、ガッタパーチャの収縮も少なく、根尖部付近の
パッキング効果も発揮されていると思われます。
沢田歯科医院 院長
沢田 明義